2008年12月30日火曜日

今年良かった作品Parts & Labor「Receivers」
        Gang Gang Dance「Saint Dymphna」
        The Maine「Can't Stop Won't Stop」
        Panther「14Kt. God」
        The Gaslight Anthem「The '59 Sound」
        High Places「S/T」
        2*Sweet「Sleep Without Dreams」
        31Knots「Worried Well」
        Alkaline Trio「Agony & Irony」
        Cansei De Ser Sexy「Donkey」
        Cazals「What Of Our Future」
        Chaos Days「Under The Weather」
        Dance Gavin Dance「S/T」
        Fireworks「Adventure, Nostalgia, And Robbery」
        Heavy Heavy Low Low「Turtle Nipple And The Toxic Shock」
        Houston Calls「The End Of An Error」
        I Set My Friends On Fire「You Can't Spell Slaughter Without Laughter」
        Jeff Hanson「Madam Owl」
        Living With Lions「Make Your Mark」
        Love Is All「A Hundred Things Keep Me Up At Night」
        Melody Fall「S/T」
        Norma Jean「The Anti Mother」
        Of Montreal「Skeletal Lamping」
        Paavoharju「Laulu Laakson Kukista」
        Person L「Initial」
        Pompeii「Nothing Happens For A Reason」
        Portugal. The Man「Censored Colors」
        Rise Against「Appeal To Reason」
        Runner Runner「Breakup, Makeup」
        Skeletons「Money」
        The Dodos「Visiter」
        The Futureheads「This Is Not The World」
        The Loved Ones「Build & Burn」
        Vampire Weekend「S/T」
        Vivian Girls「S/T」
        Zs「Arms」

以上アルファベット順(上五つのみ順不同)。

今年は他にももっともっと多くの音源が生み出されたし、
まだ聴いてないやつとか、もっともっといっぱいある。

んで、ここに挙ってる作品群よりやばいのもきっとある。
が、とりあえずはこんだけ。

なかでもGGDはさすがの一言。
世間が今更な感じをぷんぷんさせながら騒いだだけのことはある。
というか、そこはさすがGGD、やっぱり今のNYブルックリンが
いかに盛り上がっているか、いや、たぶん今は
アメリカ全土がすごくいいムードに包まれてるんだろうと思う。

同じくブルックリンのParts & Laborの新作がすごい!
このひとたち、けっこうノイジーな感じにラフなパンクっぽさを
漂わせて、それでいて演奏力も確かっていう、そういうバンドで、
にも関わらず新作は超ポップ!
でもちゃんと押さえるとこ押さえてて、これまたさすが!

オレゴン、ポートランドのPantherの新作もこれまた今まで
聴いたこともないような、奇抜なパンク!
ファンクとかソウルとか、基本的にパンクとなんら変わんなくてさ、
ようはいかにいいムード(空気でもいい)がそこにあるかで。

そういうところではアリゾナのThe Maineも素晴らしい!
Fearless(レーベル)のバンドってどれも同じでしかもなんか
流行りっぽすぎて、綺麗すぎるし、あんまり好きじゃないんだけど
このひとたちはもちろん流行りに乗じてる感じぷんぷんするけど
とにかくメロディがすごくいい!
しかもこの手のバンドにしてはほんの少しだけ男臭い。
そこがやっぱいい。

The Gaslight Anthemはそういう男臭さで言えば満点だ。
ホットウォーター〜とかアルカライントリオにも通じるし、
ライズアゲインストとかにも通じるところがある。
それでいてなんていうか、ブルース・スプリングスティーンに
例えられる哀愁ある男泣きとか、魂って意味も含んだソウルとか、
とにかくただのパンクバンドで片付けられない。

今年はパンクネス多いバンドがたくさん出てきたり新作だしたり
してたけど、とにかくパンクだけで片付けられない、終わらない、

そういうバンドが多くて、去年ってすごいたくさんの新人、新作が
あって(ふぃねまがぢん創刊号参照)、

でも今年はたぶんその倍はやばい連中や作品群がある年だった。




残すとこあと一日と二時間くらいだけど、来年もきっと
いろんなやばい奴らが出てきて、そんでやばい作品をぺっぺって
出してっちゃうんだろうなあ。


いい作品とか聴くと、その瞬間になんか体中が高揚するのって
きっとみんな感じたことあると思うけど、来年も絶対そういうのが
たくさん出てくるよ。

一月にAnimal Collectiveのアルバム「Merriweather Post Pavillion」が、

二月にはPatrick Wolfの待望の二枚組アルバム「Battle」が、

すでに発表されることが決まってる!


あっという間にもうそれも過ぎて、またもっとたくさんの作品が、
生み出されていって、そんで2010年になって、もしかしたら世の中とか
世界とか、ひょっとして宇宙とか、すごいいろんな変化を見るかも
しれないけど、

でも、それでもきっといい音楽が生まれてくるよ。


それじゃ良いお年を!


またね!
                ───kxpx (ふぃねブックス)